理系学生や若手技術者が活動していく上で避けて通れないのが、卒論・修論・技術文章です。進路選択の際、国語が苦手だからと理系に進まれた人も多いのではないでしょうか。かくいう私もその一人で、高校生までは国語が大の苦手でした。(センター試験用の模試で80点といえばお察しください)
理系学部に進めば文章を書く機会がないと思っていた自分が恥ずかしいと思うくらいには、現在たくさんの文章を書いています。
今回の記事では、「卒修論で知っておけばよかったと思うWord機能」を厳選してお届けできればと思います。
サンプル文章(文章のベタ打ち状態)
シリーズ後の状態
第1回:卒業論文で良く出くわすトラブル
まず、第1回目は、卒業論文で良く出くわすトラブルをご紹介しましょう。ここに挙げているトラブルは私が実際に経験したものです。このシリーズの目標としては、これらのトラブルを回避するために備わっているWord機能について、ご紹介していくことです。
目次を手で入力する
何も知らなかった私は、目次を手入力で作成していました。やった事がある方はご存じかもしれませんが驚くほどの時間がかかります。「目次は自動で作ることができる」ことを知っていればと思えば、多くの時間を消費していた事を自覚します。
改行でページを分ける
目次と同様にページ区切りについても、改行操作で何とかしていました。技術系の文章では、内容に応じて、改ページの指示も多数あります。都度手で調整していたら身が持たないと今になってみれば思います。
図番や表番号の修正
図番や表番は技術文章を語る上では、避けて通れません。こちらも手で修正していました。会社に就職してからは、図表の自動修正の存在を知り、愕然としました。
引用文献を手入力で管理する
引用文献の整理は、技術文章を記述する上で必要不可欠です。研究活動では、実際に引用する数以上の論文を読み込みます。卒業論文等を作成する際は、その中から精査して、文章の流れに応じて、引用する順番や論文末尾での表記を変更します。さすがに手でやるしかないと思い長年手で引用してきましたが、データーベース化して管理する事がかのうである事を知りました。それなりに見た目も良くでき、なぜあの時知らなかったのだろうと思った次第です。
このような項目について、連載を数回に分けて、記載していきますので、皆様のお役に少しでも立てればと思います。それでは、第二回目にお会いしましょう。