ご相談内容
医療系の大学院に社会人学生として、在籍しています。今はMATLABを使って研究データの解析をしています。既存のプログラムコードを使用していますが、現状では、ファイル名等の最低限修正する箇所と使用手順のみを抑える事にとどまっており、正直なところどのような処理内容なのかを把握できていません。将来的に自分で修正できるようになりたいのですが、どのように学習すれば良いのかもわかりません。
ご提案内容
ご相談さまのご要望は、「現状の研究活動には問題は生じていないが、将来的な展望の為にMATLABの知見を深めたい」だと考えました。また、MATLABを扱う時間も限られているという事でしたので、次のアプローチをご提案させていただきました。
STEP
- STEP1
- 最低限のMATLABの操作を抑える事
- STEP2
- MATLABのプログラムコードの見方(変数と関数の確認の仕方)を抑える事
- STEP3
- STEP2で習得したスキルを使って、使用中のプログラムコードの内容を抑えていく事
フォローアップの内容
集中トレーニングの実施
STEP1およびSTEP2については、集中トレーニングを行いました。実施時間は3時間程度で、1対1のオンライン形式で行いました。練習問題を通して、「プログラムコードの確認方法」を体験していただきました。
自己学習
STEP3については、ご相談者さまご自身で、自己学習に取り組んでいらっしゃいます。
ご相談者さまの感想
ご相談の後、集中トレーニングを受講しました。前は「目に入っているようで入っていなかった」感じがしていましたが、集中トレーニングを通して変わった気がします。「何から見ればいいのか分からない」という部分でMATLABに苦手意識を持っていましたが、そこが薄れたかなと感じています。
おわりに
今回のご相談内容は「将来的に機能を修正・拡張できるようになりたい」とのことでした。MATLABに限らないお話だと思いますが、プログラミングの学習効率を上げるためには、「目的意識を持つ事」と「モチベーションを保つ事」が大事だと考えています。この2つのポイントを抑えるために「自分がいつも動かしているプログラムコードを、公式のドキュメントや変数を確認し調べながら、確認できるようになる」事を念頭にステップをご提案させていただきました。